鼻毛スピリッツ

□鼻毛10『ぶち壊せ結婚式!本音はリア充爆発しろ!!』
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「レムを―――」

「!」

「返せ!!!」

ランバダはカナヅチに踵落としを構したが、カナヅチは寸での所でそれを避ける。

「んだテメェは。次から次へと・・・!」

「レムを返しやがれ、クソッたれが!!」

「るせぇ!俺がレムと結婚するつったらするんだよ!!!」

「なんていう頑固者・・・」

今回の相手は凄く面倒そうだとビュティは思った。
カナヅチはレムを担ぎながら片手にノコギリを持って叫んぶ。

「野郎共!!後は頼んだぞ!」

『へい!!親方!!』

出席者たちは返事をして毛狩り隊の服に着替えた。

「日曜大工真拳奥義『ノコギリスラッシュ』!!」

カナヅチは背後の壁をノコギリで斬りつけた。
すると壁に切り込みが入り、カナヅチが蹴ると簡単に崩れた。
そのままカナヅチはそこから外に出て上へと逃げる。
ボーボボが叫んだ。

「ランバダ!ここはお前に任せた!」
「逆だろ!!」
「ぶふーっ!!」

ランバダはボーボボに蹴りを一発かましてから、カナヅチが出て行った壁から外に出て追いかけた。
ボーボボは憎々しげに呟く。

「くそっ、あの野郎・・・!」
「いや、ボーボボが悪いと思うよ」

「随分余裕ですね」

仲人の男はメガネをスチャッと直してボーボボたちに言った。
首領パッチと天の助が驚く。

「や、やべぇぞコイツ!」
「半端じゃねぇ力を感じるぜ!」
「ええ!?ただの仲人なのに!?」
「バカヤロウ、人は見かけに寄らねぇって言うだろ!」

「そこの太陽さん(?)の言う通りです。人を見かけで判断してはいけませんよ、お嬢さん。
 私はこう見えて数多くの式場という戦場を渡り歩いて来ました。
 自分で言うのもアレですが、その強さは計り知れずと言ったところです」

「実は凄い仲人だった!?」
「気を引き締めて行かないとやられるな・・!」
「ああ、頼んだぞヘッポコ丸!!行くぞビュティ、首領パッチ、天の助!」
「ええ!?どんな流れ!!?」

ボーボボはヘッポコ丸にその場を任せてビュティ・首領パッチ・天の助と共にランバダたちを追いかけた。

「いやいやいや!!一方的に任せてきたよね!?ていうか何で今回は執拗にカナヅチ追いかけるの!!?」

ランバダが目立ってしまうからに決まっている。

「言い切った!!」

そんな訳でヘッポコ丸は一人で仲人とその部下大多数と戦う事となった。
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