エクディシス
□春1日(晴)来日！
4ﾍﾟｰｼﾞ/7ﾍﾟｰｼﾞ
一応騎士らしく一礼して家を後にする。
面倒だけどこうしとかなきゃあれだしな。
「なあバレット。その空き家は古いか？」
「かなりな」
「うげ、掃除とか面倒だな･････」
「･･････やるよ」
「は？何て？」
「手伝ってやるって言ったんだ！/////」
「そりゃサンキュー」
何顔真っ赤にしてんだか。最近の男はわからないね。･･････え？お前も最近の男だろうがって？
だから何だよ。
「ここが空き家だ」
「うっわ。ボロボロじゃねぇか」
「俺が小さい頃使われて以来、誰も使ってないからな。仕方ない」
「その小さい頃は誰が使ってたんだ？」
「･･･････たしか、帝国軍の騎士だな」
うげ････････。
それってまさか俺の親父？だったらかなりヤバい任務じゃねぇか。
つか、隊長知ってて送り出したんじゃないよな。
「バレットは教師だろ？授業はないのか？」
「午後はマナが担当だからな。暇なんだ」
「なら、片付け手伝ってくれ」
「そのつもりで着いて来たんだよ」
「優しいねぇ」
「う、うるさい/////」
本当、すぐ顔が赤くなるなコイツ。
結構面白いな。
うん、気に入った。