短編
□プチ連載1
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「俺はヨハン アンデルセン!ノース校から来たんだぜ。方向音痴だけどな。んで何で俺がここに来たかって言うとだな。さっきやりとりしてた奴に・・・・・・」
力説してるドM野郎の顔をかすってディスクが突き刺さった。あたりが静まりかえっている。ドM野郎め、また変な事言いやがって。いい加減にしないとディスクで心臓貫くぞ。
「以上、終わり!」
「黙って消え去りなドM野郎が」
「そりゃないだろ。ホントの事なんだしさ」
「あとで血祭りにしてやるからな」
「歓迎するぜ♪」
だからキモイんだっての!マジで頭いかれてるんじゃないのか?ため息をつく私を無視してヨハンははしゃいでいた。 この場で殴ってやろうか。考えてる間に十代vsドM野郎のデュエルが始まっていた。 コブラが考えたっていう腕輪を着けているのをみて思わず目をそむける。イヤな予感がするんだけど。いくら考えたってどうにもならないだろう。メンドうだが暇潰しに観覧しようかな。ため息混じりに呟いてデュエルを見ていたところで楽しいことは何もない。白熱しているなかで私は小さく呟いた。
「機嫌悪そうだな」
いきなり声をかけられ、私は後ろを振り返った。