短編
□プチ連載1
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エドだ。プロデュエリストのエド フェニックス。 また厄介な奴が登場しちまったな。怒り任せに前の席を蹴りつければこれ以上話しかけては危険だと分かったのか黙ってデュエルを見始めた。 だがすぐにエドの隣にすわっていた翔が話しかけていた。 マズイって!そんなに楽しそうにしてたら・・・・。
「じゅ・・・十代どうしたんだよ!」
ヨハンの叫び声が響く。私は十代のほうを見た。 爆発寸前だなありゃ。このままじゃドM野郎死ぬし。仕方ない、やりますかな。チラリとエドを見ておく。タイミングを測って腕を掴んだ。 驚いてんじゃねぇよ 私だってしたくてしてる訳じゃないんだからな。 柔道で相手を投げるみたくしてエドを私の隣に座らせた。 十代に向かい笑ってやるとドス黒いオーラが消えた。 ふぅ これで一安心だな。
「何をするんだよ」
「こうでもしないとアンタの愛人さんが怖いんでね。悪く思わないでほしいんだけど」
あ、エドが赤くなった。ったくこの二人にはホント疲れるんだよね。 ため息をついてデュエルを見れば十代が勝利していた。以外に早かったな。 デュエルバカコンビが。