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□標的30 誘拐犯VSコスプレマニアVSボンゴレ
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「ふぅ、何で俺が白蘭にパシられなきゃなんないんだよ」
片手にマシュマロ、もう片手に財布を持って俺、六道蓮は町を歩いてる。あっこに戻るのも嫌だし、もう少し遊んで帰ろう。ま、格好が格好だしあんまりうろつけないんだけどな。とりあえずミルフィオーレの連中にはバレないようにしてかな・・・・・・・
「貴様、何をしているのだ!」
げ、もうバレたのかよ!早すぎだろうが。・・・・・・・ん?あのチビは・・・・・。
「白蘭様の命令でマシュマロを買いにです。そちらこそ何をされているのですか?」
「ボンゴレのアジトを知ってるガキをみつけたんだよ!」
男が見せてきた人物に俺はかなり驚いた。・・・・・・なんでランボがいるんだ。しかも10年前の。まさか本当にツナ達まで・・・・・・・・・・。
「泣かれておりますね」
「ウザいんだ。どうにかしろ」
「かしこまりました」
ランボを受けとってとりあえずあやしてみるが、まったく泣きやまない。あげくのはてに・・・
「放しやがれこのガングロばばぁぁぁぁぁぁぁ!」
とか言ってきやがった。さすがにキレそうになったが、無理やり衝動を抑え込んで袋から飴玉を取り出してランボに見せる。
「飴玉、いりますか?」
「もらうもんねぇ!」
やっと泣きやんだか。俺は飴にがっつくランボを見てため息をついてから男に向き直る。
「これからどうなさるおつもりですか?」
「コイツからアジトを聞き出す。貴様も手伝え」
「かしこまりました」
はぁ、なんかよけい面倒なことになったぞ・・・・・・。
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