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□標的35 帰還途中
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アジトに帰還しようとしたのはよかった。だけど、連中に追われるしケガが痛むしで、俺は紫苑のところに行くことにしたよ。んでさ・・・・・・。
「何者ですっ!」
「いや、何者って言われてもさ・・・・・」
完璧に敵だと勘違いされてんだよな。・・・・・ま、変装してるから仕方ないってことにしとくか。
「紫苑どうしたの」
「ベル様!コイツミルフィオーレの・・・・!」
「へぇ、スパイにでも来たわけ?シシッ。いい度胸してるね」
「・・・・・・」
あー、こいつまでか。・・・・・・なんかどうでもよくなってきた。
「ゔぉぉぉい!てめーらうっせーぞぉ!」
「うるさいのはそっちだろうが」
「スクアーロ様、少し自重していただけるとありがたいのですが・・・・」
「う、鼓膜がやぶけるかと思った・・・・」
「ん?てめーは・・・・・」
「ミルフィオーレなとこの部下だってさ」
「・・・・・・?」
スクアーロは微妙に疑ってるってとこか。はぁ、誰か気付いてくれよ。
「うるせぇぞカスども」
「ザンザス様、ミルフィオーレの・・・・・・」
「クロム、何してやがるんだ?」