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□標的39 会議=極限VS咬み殺すよ
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恭弥に連れられて向かったのは広間みたいなところで。そこには笹川とラルミルチ、アルコバレーノがいた。
「ちゃおっす」
「アルコバレーノまでいるのか」
「いたら悪いか?」
「別に」
「・・・・・早く座りなよ」
恭弥に言われてその場に座ると、さっそく会議が始まった。どうやら、潜入作戦についてらしい。
「今回の作戦はかなり成功率が低い」
「そりゃ当然だろ」
「蓮、何か知ってることはないか?」
「ああ、アフロ女と幻術使えるおかっぱ野郎、あとは変なインド人っぽいへび使いとかいたな」
「そうか」
「厄介だな・・・・・」
「ま、俺がぶっ殺してやるさ」
「蓮はダメだよ」
「は・・・・・・?」
「今回の作戦にお前はいれないことになった」
「なんでだよ」
「ケガしてるからだ。足手まといになる」
「お前よりは使えると思うがな。ラルミルチ」
「どういうことだ」
「ザコ、って言ったつもりだったんだがな」
「・・・・・!貴様」
「やめないか」
「そうだぞ」
「・・・・わかった」
ラルミルチが黙るのを確認してから、俺も黙って置いてあったお茶を口に含んだ。