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□標的41 停電パニック!
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「あーあ。暇だなぁ」
「黙りなよ」
アルコバレーノにもらった書類をひらひらさせながら俺が言えば、隣で不機嫌な顔して恭弥が呟く。「悪かったよ」って言っといてやったさ。
「ねえ、そういえばジャンニーニが呼んでたよ」
「・・・・・・・なんでそういう事は先に言ってくれないかな」
「面倒」
「またすっぱりと・・・」
「いいじゃない。ほら、早く行きなよ」
「へいへい」
恭弥を軽く叩いてから向かうことにする。後ろで「バーカ」とか言ってたが、気にしないことにしよう。
〜雲雀〜
蓮が見えなくなってから僕は気まぐれで散歩することにした。って言っても基地の中だけどね。
「はあ、暇になったな・・・・・・・・」
歩きながら呟いてたら、前方から群れた連中を発見。暇つぶしに咬み殺そうかな。
「ねえ、何群れてるの?邪魔なんだけど」
「げっ!雲雀さん!?」
「邪魔なのはそっちなんだよ!10代目が通るんだ。道開けやがれ!」
「ちょ、獄寺君!」
「落ち着けよ獄寺」
「黙れ野球バカ!」
・・・・・本当にうるさい連中。