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□標的44 過去からこんにちは
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嵐のボックスから出てきたウィングのおかげで、俺は予想以上に早くミルフィオーレの基地に着くことができた。 とりあえず敵にバレないように隠れながら進んでいるんだが・・・・・

「妙に静かだな」

あまりに静かだから一発銃をぶっぱなしてやろうかと思ったが、それで他に隠れてる仲間が見つかるのもあれだから仕方なく小走りで進むと

『ちゃおっす』

急にフゥ太から(いつか忘れたが)渡されたイヤホンからアルコバレーノの声が響いた。

「どうかしたのか」

『蓮はいまどこにいるんだ?』

「基地に侵入したばかりだが」

『雲雀が幻騎士と戦ってるんだ。手伝ってやってくれねーか?』

「恭弥なら大丈夫じゃないのか?」

『そうとも限らないぞ』

「何を根拠に言ってんだか。つか、恭弥んとこ行って邪魔したら殴られるんだが・・・・・・」

『とりあえず行け』

「・・・・・・りょーかい」

正直あんまり行きたくないんだが。まあ、アルコバレーノに逆らうと後が面倒だし・・・・・

「ウィング、行くぞ」





















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