エクディシス
□春0日(晴)派遣任務
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ここはとある帝国だ。
俺は帝国軍下級騎士のレイン。
父親はかなり有名な騎士だったんだが、ある任務で行方不明になって以来、会ってない。
ま、どうでもいいんだけどよ。
おっと、自己紹介はここまでにして。
俺は今、隊長の部屋にいるんだ。
言っとくが、悪い事して呼び出しくらった訳じゃないからな。
多分、任務かなんかだろうね。
「んで隊長？何の用なんスか？」
「ああ。お前、アルウﾞィアーナって町は知ってるよな？」
「殺風景な町でしょう？知ってますよ」
「お前の印象はきいてないぞ。そこに行ってもらいたいんだ」
「どうしてまたそんなとこに？つか、1人で行けと言うんですか？」
「そうだ。理由はな、王が古い本に[封印されしモンスター]ってのがいるって書いてあって調べてほしいらしい」
「だからって俺に行けと？つか。王も物好きですねぇ。」
「･･････ま。そうだな。だが王の命令だ。俺達は逆らえない。行ってくれるよな？レイン」
「逆らったら打ち首でしょう？仕方ないから行きますよ」
「ありがとう。長期任務になるからな。あ、帰ってこれないかもしれないぞ」
「何でそんな恐ろしいこと言うんスか」