エクディシス
□春2日(晴)学校
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朝になって、俺はとりあえず学校が始まる時間まで探索をすることにした。
一応、任務があるわけだしな。
というわけで、トリエステの森にやってきた。
入ってそうそうリンゴの形したモンスター、リーノに出くわしたが軽く刻んでやったよ。
かなりザコかった。
「んだよここ。のどかすぎてやる気失せるぜ」
無駄に暖かいし、モンスターはザコだし、あんなとこにガキはいるし。
ん・・・・・・・・?なんでガキがいるんだ?
しかも何か見てるし。
「おい、こんなとこで何してんだ」
「きゃっ!おじさん誰!?変人!?」
「おじさんかよ。まだ20代なんだけど。一応」
「そんなの関係ないもん!覚悟!」
「うおっ、ガキが剣なんて持つもんじゃねぇよ」
いきなり攻撃してきたもんだから、反射的に剣で弾いちまった。
ガキが尻餅ついて泣きべそかいてるし。
ああ、また面倒なことになった。
「悪かったよ。ほら、リンゴやるから許せ」
「ありがと。おじさん名前は?」
「レインだ。お前は?ここで何してたんだ」
「わたしアリア!ここで探索してたら変なの見つけて調べてたの」
「変なのってこれか?」
「うん。でも文字が読めなくて」