エクディシス
□春8日(晴) 迷子のバレット!?
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裁判が終わって次の日、俺は家で石板の解読をしていた。
だいたいは本なしでも読めたのだが、やっぱり無理なのもある。
・・・・・そろそろ飽きてきたし、やめようかと思って立ち上がった瞬間、家のドアが勢いよく開いた。
入ってきた奴は・・・・・・なんだよ、町長か。
「どうかなされたのですか?」
「バレットを見ていませんか」
「いえ。何かあったのですか?」
「ドロシーが来ると言った瞬間、走って外に出てしまって・・・・・・」
露骨に嫌がりすぎだろうがバレット。
もう少し考えてみるとかさ・・・・・・。
「バレットは恥ずかしがりやなもんで・・・・・」
「・・・・・・」
いや、察してやれよクソジジイ。
どっからどう考えても嫌がってるからさ。
「探してきてはもらえないでしょうか」
「・・・・・・・はあ」
なんてこった。
隠れたバレットを探すとかさ・・・・・。
ま、仕方ないか。
とりあえず街中をみてみますかな。
とりあえず住民に話しを聞くことにした俺は、港に来ていた。
なんか、変なコスプレしてるように見える奴がいるから話しかけてみようと思う。
ま、正直嫌なんだけど。