短編
□バズーカパニック!〜雲雀編〜
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目の前の光景に、正直俺は驚いた。数時間前に走っていたランボと雲雀がなぜか衝突。そのときに10年バズーカで雲雀が10年後、ではなく10年前の姿になってしまったのだ。しかも、雲雀は俺らを見て固まってるしよ。
「とりあえずさ、このままじゃどうにもなんないし誰が面倒みるか決めよう」
「そうだね」
「誰にするんだよ」
「だよなぁ」
「雲雀に直接聞いたらいいんじゃないか?」
「そうしようか」
俺は膝をついてできるだけ雲雀と目線を合わせてから聞いてみた。
「なあ、この中で誰に面倒みてほしい?」
「・・・・・」
「初対面じゃ無理なのかな・・・・・・」
「かもな」
「どうすんだよ」
しばらく沈黙。それをやぶったのは、以外にも雲雀だった。
「へんなめのひと」
「変な目の人って・・・・」
「蓮のことじゃね?」
「・・・・・・俺?」
自分を指差して雲雀に尋ねればうなずかれた。・・・・・なんだよこの展開は。
「俺でいいのか?」
「うん」
「一応、理由きいといたほうが・・・・・」
「なんで蓮にした?」
「・・・・・・」
「秘密ってことか」
俺は内心でため息をついた。