ゆうゆの愛する詩×三銃士

□原色の空
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「うっ…ん…」
不意に腕の中の彼女が目を覚ました。
理由はわかっている。降り出した雨…

「起きたのか?」
「うん…雨が降ってるんだね…」

アラミスが女であることを知って、徐々に惹かれていった。もう、誰も愛すまいと決めた心に入りこんだ君。だが、亡き婚約者を思う君の心に私は完全に入り込むことはできない。
それでも、どうしようもなく愛おしい…
抱きしめる腕に力がこもる。

「どうしたの?」
「愛してる…」
「…僕もだよ。」

両親、婚約者…愛する大切な人たちを失ってきた君。
でも、私はずっと君のそばにいる。君が辛いとき悲しいとき…こうやって抱きしめていられるように。

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