記念小説を入れていくよ(・ω・´)

□いいなり※
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スカトロあり。
苦手な人は読まないで下さい。






その日、俺は江戸の町を歩いていた。
すると銀時と鉢合わせしてしまった。

……嘘だろ?



「……高杉」

「……銀時」


俺を確認すると瞬時に銀時に殺気が宿る。
だから俺も殺気を込めて銀時を睨んだ。


此処は町中。
まさか、こんな人が多い所で出会うなんて運が悪い。

さて、銀時はどう動くか。

暫くぴりぴりとした空気の中、銀時を観察していると何を思ったか銀時が大きく息を吐き殺気を消した。


「やめやめ。こんな人が多いとこで刀振り回したくねーや」

「…ククッ、場所移るかぁ?」

「そんなに斬り合いしたいの?」

「疲れることは嫌いだ」


どっちですか、とツッコミながら銀時は自分の髪の毛をボリボリと掻く。


「………」
「………」


後に沈黙。
斬られないのなら特にこいつに用はないので、俺は銀時の横をすり抜け歩き出した。
が。


「待てよ!!」
「ぐぇッッ」


銀時に着物の襟を掴まれて、止められる。
何すんだ、このやろう。
その思いを込めてギロリと睨むと、銀時はモゴモゴと口を動かした。


「…あー…ほら、せっかく会えたんだし」

「…会いたかったわけじゃねーし」

「いや、でもなんか、銀さん懐かしくなっちゃった。どう?万事屋近いし。酒買って飲まねぇ?」

「………」


懐かしくなった?
何言ってんだこいつ。


「そんな奇妙なもん見るような顔すんなよ。なんとなく思っただけだから!!」


余程、俺があからさまな表情をしたのだろう。
銀時は言い訳をするように叫んだ。

「………」

そういえば、紅桜の時、銀時とはちゃんと喋っていなかったことを思い出す。
あー…。


「…わかった」
「えっ」


俺が了承すると、銀時は少し驚いた後、じゃあ行こうかと嬉しそうに頷いた。






「ガキどもいなくてさー。寂しくて寂しくて」


買ってきた酒をガチャガチャと机に置きながら、銀時はまるで休日に留守番をしている父親のような発言をする。


「うわぁ………年取ったなぁ銀時。母親は誰だ?」

「ちょ、年そんなに変わんないでしょ。つーか、うわぁって酷ッッ!!それにあいつら俺のガキじゃ」

「お猪口とかねーの?」

「無視ぃぃ!?」

「別にいーじゃねーか。じじぃにはじじぃとしての楽しみがあるさ」

「だから、年そんな変わんないでしょ!?銀さん泣くよ!?」


五月蝿い銀時を無視して俺はソファーに座った。
生活感のある居間。
今はいないがあの二人の子供といる銀時を想像するとなんだか和み、何故か少し切なくなった。
俺が無視を決め込むと、銀時が台所からつまみとお猪口をとってきた。


「つまみ甘いもんでもいい?」

「やだ」

「我が儘な奴」


銀時がお猪口に酒を注ぎ、俺に渡す。
其処から飲み会が始まった。

酒に強い銀時はどんどん瓶を空にしていく。


「うまいな」

「最近は安い酒でも結構喉越しいいな」

「高杉くーん?なにそれ、嫌味?」

「褒めただけだろ」


俺も銀時に習いどんどん飲んでいく。
だが。


「……ん」

「飲んでる?高杉」

「おぉ」


あれ?
俺も決して酒に弱くはないはずなのだが。
急に体がふわふわとする妙なだるさに襲われた。


「お前んとこの白い犬いねぇのかぁ?」

「んぁ?定春?神楽についてっちまったぁ」


酒が入ると銀時のよくまわる口は更にたくさんの言葉を紡ぐ。
回らない頭で俺はそれに耳を傾ける。
だるさってか。
凄まじい、眠気。


「だからさ、あん時マジで」

「…おぅ」


あー。眠い。
こんな風に酒に酔うのは初めてだ。
とうとうだるさがピークに達して俺はソファーに寄りかかった。


「…高杉?」

「……酔っちまったみたい」

「こんだけで?お前こそ年取ったんじゃねーの?」

「るせ」


ソファーに身を預け、脱力する俺を銀時はケラケラとからかった。
腹がたったがだるくて動けない。
マジで年かなと不安になりはじめた時。
銀時はまだ中身の入っているお猪口を机の上に起き、ニタリといやらしく笑った。
その表情にぞわりと全身に鳥肌がたつ。


「なーんてね。やっぱ弱い薬じゃ駄目だね〜」
「ッッ!!」


その言葉を聞き、俺は吐く為に手を喉に突っ込もうとした。
だが、銀時に止められそのままソファーに押し倒される。


「銀時ぃ…!なに飲ませやがったぁ」

「大丈夫、大丈夫。かっるい睡眠薬だから」

「…、それでなんだ?首でも絞める気か」

「まさか。そんなめんどくさいことするくらいなら、斬ってやるよ」


銀時は抵抗出来ない俺から包帯をとくと、それで俺の両腕をくくった。


「…なんだこれ」

「あのさぁ、俺」


俺の腰に股がり、そっと胸板を撫でてくる。
そして、顔を近付けてきて低く嬉しそうに。


「お前を抱いてみたかったんだ」

「…はっ!?馬鹿言ってッッ」


そう耳元で呟いたあと、しゅるりと着物の帯を外された。
一瞬、冗談かと思ったが銀時は俺の体を愛撫し始める。
ギリリと乳首をつねられて、本気とわかり体を動かし暴れた。
だが、力の入らない体では全く意味がない。


「何考えてんだ!?やめろ、うわっ!?」

「何って別に?お前なら抱けるかなぁとか思っただけ」


銀時の手が下腹部へと下りていき、俺の自身を摘まんだ。
上下に擦られれば嫌でも反応し、固くなる。


「それと吉原に知り合いがいてさぁ。いろいろ面白いグッズとかプレイ教えてもらったんだよね」

「っ、それを俺で実験しようってか?」

「だって、女にやったら危ないでしょ?教えてくれたのはいいんだけど、使えなくてね。丁度会ったし、お前なら平気そうだし。ね、手始めに」

「がっ!!」


銀時の手が俺の唇をこじ開けた。ずりずりと体勢を上にずらし、俺の頬を銀時の自身が撫でる。
まさか。


「なんか、シッコ飲ませたりする人とかいんだって。人の口に放尿とか凄くね?」

「んん!?ーーッッ!!」

「ね、高杉。水のかわりにいっぱい飲んでいいからね」


予想よりはるかに酷いものを飲まされるとわかり、俺は首を必死に振った。
が、銀時に髪を掴まれ、喉の奥に自身を突っ込まれる。
吐き出したいが、喉を突かれて舌が動かない。
その俺の様子に銀時は苛立たしげに聞いてきた。


「ぐっ、がっ、あ」

「抵抗すんの?なら顔にぶっかけてやろうか?それともこのまま出していい?人の銜えて窒息死とか無様で可愛いけど」

「がっ!!〜〜っっ!!」

「苦しい?大人しく飲むんなら抜いてあげるよ?」


じわりと喉に苦い液体が伝う。
こいつ、興奮してやがる。
気管を中から圧迫され、苦しくて目から涙が零れた。

このままだとマジで死ぬ。

俺は銀時の言葉に泣きながら頷いた。




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