記念小説を入れていくよ(・ω・´)

□愛してる※
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神楽と新八がいない昼下がり。
銀時は、ジャンプを買いにコンビニへと出掛けた。
そのままふらふらとパチンコ屋へと寄るつもりらしい。

それとほぼ同時刻。
仕事の関係で江戸に来ていた高杉は、銀時に会いに万事屋を訪ねる。
だけど、銀時はいないわけで。


「………」


高杉は盛大にぶちギレた。
…銀時に会いたかったのに。


「なんで、いねぇんだ」


このやろう。
学びもせずに連絡をいれないで来たのは高杉なのだが腹をたてた高杉は万事屋の台所から酒を出し、口をつけた。
うぅ。銀時ぃ。



「…すっからかん」


まぁいいか。
ジャンプがあるし!!
パチンコを終え、金を使いきって銀時が帰ってきたのはもう夜だった。
玄関を開け、ため息をつく。
そこで、ふと下を見ると其処には見慣れた草履。


「…、え」


銀時を居間へと急いだ。


「た、高杉ぃ!?」

「……銀時ぃ」


居間のソファー。
高杉がぼぉっとした顔で銀時を見て、目を細めた。


「久しぶりぃ…会いたかった」


嬉しそうに高杉が呟く。
いきなりのその言葉に銀時は驚きながらも顔を綻ばせた。


「……俺だって会いたかったぞコノヤロー」


銀時は高杉に抱きついた。
高杉も嬉しそうに腰に腕を回すと、頬を銀時に擦り付けて名前を呼ぶ。


「銀時ぃ銀時ぃ」

「ちょ、それ反則!///」


寝ていたらしい高杉の目は潤み、起きたあと独特の火照った肌を擦り付けられる。たまらない。
だが。


「んー…反則…?なんでだぁ?」


高杉はそんな銀時をお構いなしにチロリと赤い舌が唇を舐め銀時を挑発する。


「―……っ」


銀時の左右から天使と悪魔が現われた。


天使「銀時くん、我慢するんだ!」

悪魔「可愛い黒猫ちゃんを、喰っちまえ」


悩まされる銀時であった。

天使「我慢しなくちゃ!!いつ子供が帰ってくるか」


そう―…だ!!
あぶねぇ!!いつ、神楽や新八が帰ってくるかわかったもんじゃない。

銀時はなんとか堪えた。
所が。


「ふっ…ん」

「ちょ…っ!高杉ッッ」


高杉は銀時の指を口に含んだ。
な…なにしてくれちゃってんのぉお!!?
銀さん、一生懸命我慢してんのにお前えぇ!
上手いか?!
俺の指咥えて美味いのかぁあ!!?


悪魔「だから喰っちまえよ!誘ってんだよ」

天使「駄目だよ!!嫌われちゃうよ!」


又しても、銀時は理性と戦い出したのだった。


「…っん、ふっ…ぎんとひぃ」

「…お願い晋ちゃん、マジやめてッッ」


徐々に銀時の指が高杉の唾液で濡れていく。
そのたびにいやらしい水音が万事屋に響いた。


天使・悪魔「………」


その様子に俺の理性も黙ってしまう。
そりゃそうだよね!!
高杉ったらちょっとエロすぎ!!


「……っ」


なんだコレは!!
何かの試練なのか!?
銀さんを試しているのか?!
というか…もう無理。


「…ぁ」


銀時は、高杉の口から指を抜き取ると高杉を押し倒した。


「晋助が…悪ぃんだからな」

すると高杉はニヤリと笑い低く俺の耳元で呟く。


「おせぇーよ、馬鹿」

早くして。

「……」


ああ、そうですか。
最初っから誘ってたわけですね!!


「手加減とかもう出来ないから」

「願ったりだが?」

「銀さんの無意味な努力に使った力返せよバカヤロー」

「クク…楽しかったぜ?」


銀時は高杉の顎を少し持ち上げキスをした。
角度をかえ、キスを深め、愛を確かめあう。


「――っふ…ん」


銀時の舌が高杉の上顎を舐めると、高杉から甘い声が洩れた。

必死に高杉も舌を動かす。
あー…可愛い。



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