□詩集3
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[死んだ愛情]


ヒトが最後に残したものは
ひときれの愛情と
空っぽの憂鬱

「好きだけど、もういいや」
そう言って手放した
楽になれる気がして

やっとサヨナラ
ここでサヨナラ
終わりを知らない情の墓場

もう眠れよ
もう充分
ヒトは私を必要としない

「好きだけど、もういいや」
魔法みたいなその言葉で
何度だって、お前を殺すよ
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