短編
□白雪の舞う時
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とある国の王宮に、大層美しいお姫様が生まれました。
彼女はティアナと名付けられましたが、雪のように白く綺麗な肌をしていたことから、『白雪姫』と呼ばれていました。
王も王妃も彼女を大層可愛がっており、白雪姫もすくすくと優しく綺麗な少女へと育っていきました。
そんな幸せな日々を過ごしてきた三人ですが、ある時突然王妃が病にかかり、間もなく亡くなってしまいました。
王も白雪姫も嘆き悲しみましたが、そのうち王は新たな恋をして、王妃を娶ってしまいました。
その王妃はとても美しい女性でしたが、気位も高く、美しい白雪姫のことをとても忌み嫌いました。
しかしながら王は新しい王妃にべったりで。
白雪姫は、王宮で孤独な日々を送ることとなってしまいました。