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□ep.7  最強赤ん坊登場!何で?
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綱「…リボーン…?」



明「へ…?」




窓から月の光りで小さなシルエットが見えた。


強い風が吹いて、カーテンが揺れた。

隙間からボサリーノの帽子が見えた。
帽子の上にはカメレオンが乗っていた。




明「ホントにリボーンだあああぁぁぁ!!!」



綱「…リボーン…」



リ「ちゃおっす。迎えに来てやったぞ駄目ツナ」



明「…迎え?っていうかどうやってこの世界に来たの!?」



リボーンは窓辺から降りて、くいっとつばを上げた。




リ「世界の繋がりの糸に歪みができ、それに巻き込まれたんだ。ツナもそうだろう」



綱「……黒い穴に吸い込まれてここに来た。それだけしか覚えてない」



明「黒い穴…」



リ「今オレの後ろに黒い穴がある。また戻れるかもしれねぇ」



綱「本当か!?」



明「よかったじゃねぇか!ツナ!」



こくりと嬉しそうに頷く。



リ「じゃあ、還るぞ」



明「え、今!?」



綱「…」



リ「消えちまうかもしれねぇんだ。ツナ早くしろ」




明「ちょっちょっと待ってよ!まだツナはここに来て、2ヶ月も立ってないよ!それにまだ転校してまもないじゃない!まだ思い出も作ってないよ!」




目を瞑りながら叫んだ。




綱「…オレも…まだ、明梨のことあんまり知らないし、クラスの皆とまだ一緒に…いたい…それに家族の皆にも何も言ってない…」



明「お願い!もう少し時間くれ!」




土下座して頼んだ。土下座で頼んだの初めてだな…。



綱「…リボーン、頼む」



リ「………しょうがねぇな。あと3日やる」



明「ホント!?」



リ「いいか、3日だけだぞ」



ニッと笑いながらリボーンは何処かに消えた。



え、消えた?
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