cantabile・Harmony-調和の歌-
□第1星Un'adunata di stelle.
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「あー大智ー」
「どうしたー?」
黒髪で鬣をした大智を群青がかかった黒髪をした孝朔が呼んだ。
そのあとなんか話をしている。
「あ、さやちゃん新作出したんだ」
焦げ茶髪で天然パーマがかかったショートののんちゃんこと環樺がホワイトボードを見て言った。
「あ、ホントだー」
穂華が寄って来た。
「沙耶架は本当にすごいね」
明璃は感心していった。何が凄いかというと、読者アンケートのはがきにあるキャラクターの感想を自分自身で書いているからだ。
先生達もこれをみて感心している。それにこの学校1個性が強いクラスである。
そんなクラスを皆は誇りに思っている。だって皆がいないクラスだなんて考えられないと言うのだから。
保育園から一緒にいるからか絆は他のクラスよりも強いと思う。
キーンコーン・・・
「一時間目数学かー嫌だなー」
明璃が言うと皆もめんどくせーやら関数かーとか少し愚痴を溢していた。