獄ツナ

□love&incest.
1ページ/12ページ



「パパーっ」


ある一軒家に可愛らしい子供の声がする。


「ツナー」


そこに低く色気のある男性の声。



「パパーっ!」

「ツナー」

「パパーっ!!」


どうやら子供がよくやる名前をずっと呼ぶ遊びみたいなものをしているようだ。


「パパはなんではやとっていうの?」

「何でって言われてもなぁ〜…」

「ねぇなんで?」


ツナは一見女の子と間違えるような容姿。そんなツナが可愛らしいことを口にする。
それはもう父親である隼人もたまらなくなるくらいだ。


「うーん親がつけてくれたから」

「……」


隼人を見上げて固まるツナ。


「(わからなかったかな…)ツ…「そっかぁ!!だからはやとっていうんだぁ!それで、ツナはパパがつけてくれたからツナなんだね!」


意味を理解したらしい。
目をキラキラさせて隼人に抱き付く。



「(あーもぅ可愛すぎる…!)そうだ、ツナはパパがつけたんだ」


ツナの可愛さと純粋さにきゅんとなる親・隼人は親バカだともいえる。










───────
love&incest.
───────






.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ