獄ツナ

□ただ、ひとこと
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おれはいつも、きみをふあんにさせていた?



+++ただ、ひとこと+++



その日は学校が少し早く終わって、いつもの通り獄寺君と一緒に帰ってた。
山本は部活があるし…それに、2人きりっていうのは…その…凄く嬉しいんだ。

照れて顔は見れないけど、右手に獄寺君の手の感触。
ああ、凄く幸せ。


「十代目、うち、来ません?」


幸せに浸ってたら獄寺君がびっくりなことを言ってきた!!

「ふぇ!?ご、獄寺君の、おうち!?」
「お嫌ですか…?」
「い、嫌なわけないよ!!か…彼氏…なんだから…。もちろん行くよ?」
「ありがとうございます。」


何か凄く照れるなぁ…お部屋とか…!!
でも何か…獄寺君、元気ない気がする…
どうしたんだろ…?





「お邪魔しまーす」
「どうぞ。適当にくつろいでて下さい」


適当って…何か…凄いんですけど!!
白と黒で統一されてて、大人な雰囲気…
とりあえず…ソファの所に座ってよう…


「お待たせしました。紅茶でよかったですか?」
「あ、ありがとう!!」
「…」
「…」


どうしたんだろ、獄寺君…
何か…怒ってる…?
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