獄ツナ
□tell a lie
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『獄寺くん…俺、山本が好き…
山本が好きなんだ…
だから…
別れて…』
じゅうだいめ、何故そんなことを言うのですか…?
『山本も俺が好きなんだって』
俺の方が絶対10代目のことが好きです!!
『君とは今日でおしまい…。………バイバイ』
待って下さい!!
俺は貴方をまだ好きで…!!
ゴン!
「いでっ!!
…………………夢?」
って俺ベッドから落ちるなんてバカだ。
やけにリアルな夢だった…。
いや…、夢、じゃない…。
そうだ…。
俺…10代目に…別れを告げられ…たんだ…。
多分、0時を回って俺が煙草をふかしているときだった。
俺の携帯が鳴って…。
それで…───────。
「…っ…」
俺はベッドに腰を掛けて携帯を見た。
大好きな貴方が浮かぶ。
本当に、山本が好きになってしまったんですか…?
俺は貴方が好きです。右腕も、恋人も譲りたくない…。
でも貴方は変わってしまったんですか?
10代目の変化に気づかなかった俺が悪いのかな。
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