獄ツナ
□anniversario
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もうすぐ獄寺くんの誕生日。
ふたりでお祝いしようって。
ごちそうを俺が作って(もちろん母さんに事前に教えてもらうつもりで)、ケーキも作って、素敵な日にしようって約束したんだ。
──それなのに
「約束はやっぱり無しにしてくれませんか?」
そう言って獄寺くんは誕生日前に…イタリアに帰ってしまった…。
──どうして?
用事があるの?
家族と過ごすことにしたの?
俺なんかとはやっぱり嫌だったの…?
それとも…
───彼女と過ごすの…?
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anniversario─記念日
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