魔法のコトバ
□逃げているんじゃなくて…
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高校時代、ドン底でどうしようもない状態だった私に、保健の先生がかけて下さった言葉です。
私の両親は、きちんとした人達で、母とはまだ話せるのですが、父はとても厳格で、ゆとりのゆの字も入らない程、真っすぐな人です。
そんな父に、当時の私を受け入れる余裕などなく、母に相談しているのを聞かれる度に『お前は逃げているだけだ。』と責められました。
息が詰まる思いでした。
本当に辛くて、どこにも救いの言葉を見つけられなかった私に、先生は優しく
『今、envyは逃げているんじゃなくて、一歩後ろに下がって全体を見ようとしているだけ。乗り越える壁の高さを見ておくのは大事な事だよ。』
と言って下さいました。
この一言で、ぎゅうっと締め付けられていた何かから、ふっと解放された気がしました。多分、これから先も忘れられないと思います。
あ・でも、父と仲が悪いわけじゃありませんよ☆今日も駅まで送ってもらったし…よく喧嘩はしますが、大切に思っています。
腕を組もうとすると、照れて逃げられちゃうんですけどね☆