Novel

□ひざのうえ
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「あの…スクアーロ?」
「なんだぁ」
「そろそろ…降ろしてくれないかしら」
オレガノはスクアーロの膝の上で、居心地悪そうに身動きした。
「だめだ」
「あら、そう」

全く、こんなに甘えん坊だったかしら?

オレガノは心の中でため息をついた。
久しぶりに二人でのんびり(ヴァリアーの作戦隊長にそんな言葉があうのかどうか)しようとスクアーロの部屋に来たのはいいものの、いつの間にか膝の上に誘導され、 何をするでもなく時間が過ぎていく。
と、スクアーロの腕がわきからにゅっと伸びてきた。
「え…?」
そのまま腕はオレガノのお腹にまわされ、同時にオレガノの肩に暖かい重みがかかる。スクアーロの頭が預けられた。
「ちょっと…スクアーロ?」
「ん゙ー………」
しばらく身動きしてみたが、スクアーロは離す気はないらしく、もっと力を入れてきた。
(まぁ…いいか)
オレガノはクスッと笑った。




ひざのうえ


(たまにはこんなまったりした日も)
(いいかもしれない)
あとがき

当サイトのスクガノはこんな感じです。それにしても書いてて恥ずかしくなってきた←オイ
 

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