Novel2
□心配性は愛の証
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「グ、グレイ様……!!あの……」
慌てた声を出すのはグレイにお姫様だっこされたジュビア。グレイ様ラブのジュビアからすればこのシチュエーションは願ったり叶ったりなのだが、怒ったようなグレイに気圧され、焦っているのだ。
「…………」
そんなジュビアにかまわず、グレイは無言ですたすたと道を急ぐ。
グレイが怒っている理由。
それはジュビアが任務から帰ってきた数時間前に遡る――――
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