□Shocking Pink! 【高また/3Z/ややギャグ】
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ってオイィィィィィ!!!!!!!!!!!!
どんだけ警戒心強いの彼?!?!?!
そんな真っピンクな包装紙が
そんな軽い箱が
爆弾なわけないじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てかテロリストあなたでしょーが!!!!!!!!
先輩の足音が遠ざかったあとから
あたしは掃除用具入れを抜け出し
ゴミ箱を上から見おろした。
塵と埃に交じってもう食べられないであろうろうチョコレート。
あーぁ
失敗かぁ…。
いくら当日渡せなかったからって
2週間遅れは余りに間抜けだったかもしれない。
自分でもそう思った。
ドキドキしながらこんな所で
晋助先輩の様子を窺ってたあたしは
馬鹿みたいだ。
掃除用具箱を出てからの一部始終を
誰にも見られてませんようにと祈りつつ、
あたしはそそくさと教室へ向かった。