Web拍手お礼文
□紅茶
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*ちょっとした小話*
「…ねぇ リー」
「なんです、テンテン」
穏やかな午後。
紅茶を入れてほっと一息。
「…あんたって紅茶飲む時、ストレートなのね」
「へ、すとれーと?」
キョトンとする彼。
「知らないで飲んでたの!?」
「なんですか、ストレートって…。
あ!直球で飲んでしまうって事ですか?」
紅茶は…リーにはまだ早過ぎたみたいね。
「一体どういう意味よ、直球で飲むって」
「間髪入れず、熱い紅茶を一瞬で飲むという事です!」
本当に呆れる。
「あんたって、馬鹿ね」
「えっ?何でですか!」
戸惑うリーを見ながら、私は紅茶を啜る。
砂糖とミルクをたっぷり入れた、
甘い甘い紅茶を。
_→あとがき