gift/ss
□わからない
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妹子と出会って数年
付き合い初めて数ヶ月
その数ヶ月で接吻もした。
肌と肌を交え、深くまで愛し合った。
出会った当初と比べれば、わかりにくかったアイツの性格がなんとなく理解できるようになった。
人一倍プライドが高く、仕事熱心
筋肉オバケで頑張り屋
頭脳、体力、仕事意欲、どれをとっても妹子は完璧だった。
冠位五位という低い位置は、彼がまだ若いから。
おそらくアレは太徳まで上り詰めるだろう。
紫の冠を着けている彼を想像してその似合わなさに苦笑した。
「妹子〜。会いたいぞ〜。」
ただ、妹子は恋人として、大きな欠点があった。
それは、仕事とプライベートをキッチリ分けるのと、後はアイツの高過ぎるプライドだ。