その他小話

□君の目が覚めたら…
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「ん…。」


うっすらと目を開ける

心地よい疲労感に
鼻をくすぐる甘い香りと
肌に感じる温もり

僕の腕の中で眠る君

そっと頬に触れると、ふわりと君が笑った。


今、どんな夢を見てるの?

その笑顔を向けている相手は僕?

それとも、他の誰かなの?


「……ん〜、もう食べられにゃい〜…。」

「は?」

「おだんごぉ〜…、ご馳走さまですぅ〜…。ムニャムニャ…。」

「………。」

「すぅすぅ…。」


…なんだ、寝言か(笑)
夢にまで見るとは…。
食い意地が張ってるというか、なんというか…。
………、ふふふ。

そんなところも愛しくてたまらない。



君の目が覚めたら、一緒に団子を食べに行こう…。


君の笑顔をもっと僕に見せて?

僕に君の笑顔を独り占めさせて?


言葉じゃ足りない溢れる想いを、君に届けたい。

君の瞳が僕を映すまで、僕は君を抱きしめた。





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