小説

□彼とヘビードール
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「一目見たその時から、君を僕色に染め上げたいと思ってました。僕と付き合って下さい」
「…はい」

前々からちょっといいかも?なんて思っている人からの突然の告白に不覚にも頷いてしまったのが運の尽き。ヒーロー。バーナビー・ブルックス・Jrの本性は変態だった。それでも好きで別れないのはきっとわたしは毒されてしまったからだ。

「ベビードー…ル…だと?」
「貴女に似合うと思って。やっぱり貴女はピンクがよく似合うと思うんです。それを着て僕のエクスカリバーで乱れおふっ
「バーナビーのHENTAI!」

興奮気味に鼻血を垂らして語る彼にビンタ一発。それでも懲りないバーナビーは「もう一回お願いします!」と息巻いた。本当にどうしょうもない変態。同時にこんな姿見れるのはわたしだけって思うと秘かに優越感。

「僕達、初めてを分かち合った仲じゃないですか!恥じる事ありません!」
「やかましい!」
「絶対似合いますよ!」

結局、根負けしてバーナビーの言う事を聞いちゃうわたしがいるんだ。彼は気付いてないかも知れないけれど、もうとっくにわたしは貴方色に染まってます。

おわり


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