小説2

□そこだけの話
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そこだけの話、変な人(女)に好かれました。僕に、僕なんかにファン(何故かHEROだってバレてる)が出来たのは嬉しいけれど…。

「イワンイワンイワン!」
「煩いですよ」
「煩くないイワン」
「語尾に名前を付けない!」

何故か僕の行く先々で現れる彼女は新手のNEXTかもしれない、と思うときが多々ある…。

「イワン好きラビュー」
「き、」
「き?」
「嫌いじゃないですけどっ」

無邪気な(何も考えてない)笑みで言われると嫌い(嫌いって訳でもないけど)と言えなくて。僕は困ってしまう。

「イーワン」
「何ですか」
「手を繋いでもいい」
「もう繋いでるでしょう」

僕より年上なのに、自由で憎めなくて、僕は最近好きになる他道はないのではないかと思うようになってきた。

(イワンごはーん)
(なんで貴女が僕の家に!?)
(愛の力さ…)
(ぶっ…)


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