Long
□pull apart
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薄暗い、人通りのない廊下、
「ァルヴぃ、ン・・・・なのに・・・」
いきなり快感を引き出されたジュードの声は徐々に小さくなっていく。
(俺、だと・・・・・、どういうことだ・・・・・・)
酷いことをしているのは分かっているのに、頭が追いつかない。
ジュードの身体についている赤い痕の相手。
いつの間にか動揺している自分。
「おい、ジュー・・・ド、!!」
疑問が浮かんだ途端にジュードはふっと眼を閉じて身体は崩れ落ちる。
慌てて抱えてジュードを支えたが、ジュードは気を失っていた。
「ジュード・・・・、・・・・、・・・」
問いかけても、ジュードは答えない。
自分もずるずると床に座って、ジュードを抱きしめる。
「ジュード、・・・ジュード、っ・・・・」
(どういうことなんだよ、ジュード!!)
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