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□対処法を教えてほしい
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ジュードの天然によって彼(?)シャツなる男の夢をかなえてもらったことは記憶に新しいと思う。
そして、今からの話はその次の朝のことである。
「ごめん、今日も雨降ってて・・・・・部屋干しでも乾いてなくって・・・・・」
朝からジュードの姿を見て理性がぱーん、・・・・じゃなくて・・・・そこは頑張って耐えた。
まあ、飛びかけたことは否定しない。
・・・・、話を戻そう。
まず夜は目の保養、理性の毒に晒されていたのだがなんとか持ちこたえた。
頑張った、俺!とか思いながら隣のベッドを見るとジュードがいない。
気になって探すと、案の定先ほどのセリフである。
因みに説明を加えておくと、ジュードの服装は相変わらず俺のシャツだ。
どうやら朝起きて真っ先に部屋に干した洗濯物の様子を見てきたらしい。
あいにく外は相変わらずの土砂降り。
それではいくら部屋に干したとしても、乾かなかったことも納得できる。
「もう一日借りてもいいかな・・・・?」
遠慮がちに見つめてくるジュード君にNOと言えるはずもなく、ジュード君による彼(?)シャツ攻撃は続いているわけである。
一日中、この姿で同部屋なのだ。
うずうず、といけない心が育ってきそうでなるべくジュードからは離れているようにしている。
いっそのこと外にどこか出て行けばいいだろうと思うが、食事の時などは自分が面倒を見ることになっている。
もちろんこの恰好のジュード君が外に出られるはずもないからだ。
長い一晩が明けたと思えば再び長い一日が始まるわけである。
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