TOX2

□貴方は僕の、ご主人様
1ページ/2ページ



あてんしょん、ちょい暗めの主従なアルジュ。
玩具とかあります。
題名はご主人様だけど、ジュード君は旦那様って呼んでます。












「っ・・・・・」



旦那様の顔がふ、と笑った気がする。
その瞬間にくっと動き出す無機質なモノ。


「っぅ・・・・」



ソファの後ろにいてよかった。
ここからなら商談相手とも遠い。



「では、このようにお願いします」


「そうですね。また、お願いします」



やっと、やっと終わった。
長かった商談。これで解放される。



「では、ジュード。後は頼むよ」


「は、はい。」



相手にコートと帽子を渡し、外まで見送る。
本当に意地が悪い。
こういう状態なのを分かっていてワザと客人を僕に送らせる。
それでも彼は主人で、主人がそうしろと言ったならば、執事の自分は拒む理由もなくて。
仮にもスヴェント家当主のお付の執事。
相手に不快な思いを抱かすようなヘマはしまいとジュードは最後まで笑顔を浮かべて客人の乗った馬車が見えなくなるまで見送った。
糸が切れたようにどっと疲れが押し寄せてきたが、まだ外はやっと薄暗くなってきたころ。
なすべき仕事など、次から次へとやってくる。
それらをこなしまだ仕事は残っているけれども、少しだけならとジュードは休憩のために自室へと戻ってきた。



「・・・・・っはぁぅ、・・・・・っふ・・・・」


誰もいない部屋でジュードは甘い息を漏らした。
商談がまとまり、仕事がひと段落ついたことでやっとジュードは休めることに安息を覚えた。
中に入れられたままの無機質な機械はまだジュードの中で時折動き出すから質が悪い。
主人の言いつけでいれられたソレは商談や仕事などジュードの都合に関係なく蠢いて、ジュードを犯していた。
商談相手に気付かれなかっただろうか、真面目な話をしているというのに主人は気まぐれに機械のスイッチを入れた。
そのような場で達することも出来ずにジュードはそのまま快楽を持て余していたのだ。


「も、・・・・・ゃだぁ・・・・・ぃきたいよぉ・・・・・」


苦しさから我慢できずにジュードは己のズボンに手をかけた。
スヴェント家ともなれば使用人にも上質な生地で作られた服を着用させる。
そのなめらかな感触など一般人がいくら働いても手にすることのできない代物なのだが、今のジュードには煩わしい布に過ぎない。
取り出されたのは赤い紐に結ばれた性器に、ピンク色のコード。
コードの先はもちろんジュードの蕾の中である。
きつく結ばれた紐を解こうとすればそれだけでジュードも反応するが、この苦しさから早く逃れたくて手を必死に動かした。


「ひっ・・・・っ解けなぃ・・・ぁっ・・・・あ、ぁ」


手は次第に震え紐を解くどころか、まるで自分から自慰をしているようになってしまう。


「ぃや、・・・・は・・・やく・・・しないと・・・・っんぁ・・・・」


くちゅりといやらしい音が部屋に響く。
焦っても紐は更に絡まるばかりで、ジュードは泣きそうになった。



そう、早く、
早く、しないと・・・・・・













「俺に見つかっちゃうもんなぁ、ジュード君」





.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ