TOX

□エプロンハニー
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ことこと、トントン・・・。
ぐつぐつ・・・・。

部屋に音がこだまし、いい匂いがただよう。

「ん、おいしい。」

スープを味見し、満足気味にほほえむジュードに忍び寄る影が・・・。

「ジュードくーん」

いきなりジュードに抱きつくアルヴィン。

「うわ・・・、っちょアルヴィン!!」
「ん〜〜?」
「危ないから、火使ってるし!」
「いやぁ〜、悪ぃ。ジュード君が可愛くて・・・つい」
「何の言い訳?・・本当に、もう・・・。」

頬をふくらますジュード。
そこが可愛いんだけどなー・・・。
そしてあることに気付いた。

「どうしたの?」
「いや、ジュード君その恰好。」

ジュードの格好はふりふりエプロン。

「あ、これ?レイアが貸してくれたんだけど・・・変、だった・・・?」

レイアちゃん、グッジョブ!!
ふりふりエプロンは男の夢!!!!

「変じゃねぇぜ、むしろ似合ってる。もう、俺のお嫁さんっていう感じで。」
「ぇええ・・・////」

アルヴィンはコンロの火を消し、ジュードを抱き寄せる。

「もう、ジュード君俺のお嫁さんにならない?」
「え・・、あ、アルヴィン・・・。」

「ジュード、いるか?」
「ジュード、ご飯まだー?」
「ジュードくーんっ」
「ジュード、・・・お腹すいたです・・。」
「ジュードさん、手伝いましょうか?」

ミラ、レイア、ティポ、エリーゼ、ローエンが入ってきた。

「はぇ・・・っちょ、アルヴィン!!連牙弾!!」
「ごふぅっ」

クリーンヒット!!

「やっぱり、ジュードに手を出そうとしてたね・・・。アルヴィン君。」
「私はジュードが似合ってたからいいと思うぞ。」
「アルヴィン君、へんたーい!!」
「ジュード、可愛いです。」
「さすが、ジュードさん。綺麗に鳩尾に入りましたね。」

ちくしょう・・・。お前ら、みんな共犯か。

「もう、アルヴィンが悪いんだからね!!」

真っ赤なジュード。
やっぱ、可愛いな・・・・。
まあ、いいさいつか本当に手に入れてやる。

そう思ってアルヴィンは目を閉じた。

「あ、アルヴィン君気絶したー。」
「まったく、情けない奴だ。」
「アルヴィン君もまだまだだねーっvv」



→おまけ
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