TOX
□朝の日常風景
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「ふぅー満足だ。」
朝食後のコーヒーを飲み、ミラはくつろいでる。
「おなかいっぱいだねー。」
「俺、ちょっと外、出てくるわ。すぐ戻るから。」
そう言って、アルヴィンは行こうとした。
「あ、待ってアルヴィン。」
紅茶を飲んでいたジュードが立ち上がってアルヴィンの方に向かう。
「スカーフ、ほらゆがんでるよ?」
「お・・・。」
しゅるっ。ジュードはアルヴィンのスカーフをほどいて結びなおす。
「はい、できたよ。行ってらっしゃい。」
「ああ、さんきゅジュード君。すぐ戻るから。」
手を振りアルヴィンを見送るジュード。
「ほんと、よくゆがんでるんだから・・・。」
ふう、とため息をついて座りなおすジュード。
そこにレイアがゆっくりと口を開いた。
「ねぇ、ジュード・・・、聞いていい?」
「ん?何、レイア?」