TOX

□紙を覗いて?
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化学教師アルヴィン×生徒ジュード




がらっ・・・。
ジュードは化学室のドアを開ける。

「先生、いますか?」
「おー、優等生どうしたー?俺に会いたくなっちゃった?」

中に入るとアルヴィンはなにやらたくさんの薬品を出して、調合していた。

「学級日誌、です。今日、日直なので」
「わー、模範的な解答。愛が足りないねぇ。」
「冗談、言わないで下さいよ。はい、これ日誌です。」

ジュードはアルヴィンに日誌を手渡す。

「どうも。あ、ジュード君。この化学式分かる?」

アルヴィンのいる机の上に紙がある。
よく見えなかった。

「え、どれですか?」

ジュードはアルヴィンの座っている椅子の横に行き、その紙を覗き込んだ。

「何も書いてな・・・ひゃぁっ。」

アルヴィンがいきなりジュードの首筋を舐めた。

「ひっかかったー、ジュード君。感度良好。」
「な・・・、なにするんですか、先生!!」

ジュードは首を抑えて真っ赤になって怒る。

「だーめ、ジュード君。二人の時は?」

ちゅっとアルヴィンはジュードにキスをして問う。

「あ・・・アルヴィン、いきなりしないでよ・・・。ここ学校・・・。」
「くすっ、よくできました。」
「あ・・アルヴィンこそ敬語やめてよ。」
「!」

アルヴィンは目を見開く。
それを気にしているとは・・・・。

「つまり、キスは嫌じゃないんだな?ジュード。」
「っ!!!!」

いいこと、聞いちゃった〜とご機嫌なアルヴィン。

「っ〜〜、もう知らない!!アルヴィンのばかっ!!」

ジュードは走って行ってしまった。

さて、次はどこでキスしようか?
アルヴィンは、邪なことを考えながら、明日の実験の準備をするのだった。


→あとがき
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