TOX

□共犯者になって?
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位置についてー、よーい、

ぱぁんっ!!!!

ピストルが鳴り響き一斉に響く歓声、走る生徒。
今日は運動会だ。

「ミラー、頑張って〜!!ほら、ジュードも!!」
「あ・・・、うん、頑張れーー!!」

ジュードとレイアは、走っているミラに声援をおくる。
種目はパン食い競走だ。

「うわ〜、ミラ早い!!頑張れぇーーーっ!!」
「・・・、他の人のパンも食べている気がするんだけど・・・。」
「そーんなの、気にしない!!あ、一着だ!!すごいねー。」
「みんな、食べれてないもんね・・・・。」

ミラは一体いつ食べきったのやら、もうすべてのパンを腹の中に納めていた。
ある意味すごい。

「あ、ジュード。私もういくね!!次、出るんだ〜。」
「初等部との合同二人三脚だっけ?」
「うん、エリーゼと走るんだ。頑張るから、応援してね〜。」

そう言いながらレイアは走って行ってしまった。

さて、僕は救護テントに手当ての手伝いに行こうかな。
もうすぐ交代の時間だし・・・・。
意外と救護テントは運動場に面していて周りも人が多くないし、観戦できるはずだ。

ジュードは、救護テントの方へ向かった。
割と、けが人は少ないようなので観戦に費やすことができる。

「レイアー、エリーゼー、頑張れ〜〜!!」

レイアが特に早い。エリーゼはそれに付いていけているのかと心配したジュードだったが、杞憂だった。
エリーゼもなんなくレイアに付いて行っている。
後ろのおしゃべりぬいぐるみティポが気になるけれど。
息ピッタリだ。
一着でゴール!!

なんだかんだで皆、すごいな〜。

ジュードは一人、思っていた。
次のプログラムは午後からだ。
それまでに休憩&昼ごはんになる。
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