TOX

□月下氷人の画策
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ED後。バランさん視点でアルジュだけどアルヴィン出てきません。




場所はトリグラフ、ロドマンション。
ジュードがバランの元を訪れたので、せっかく来たんだからお茶をしようという提案をした。




「あはは。ジュード君の話を聞いてると本当にアルフレドは根本的なところは変わってないね。」


「アルヴィンって昔から今みたいな感じなんですか?」


「んー、今のアルフレドは昔の可愛いトコをどっかで落としちゃった感じかな。あ、でもジュード君。君も大変だろうケド、アルフレドを見捨てないでくれる?」


アルフレドには君が必要なんだと伝えておきたかったのかもしれない。
アルフレドの性格を考えると、ジュードは苦労するだろうとバランは思った。


「あ………、はい!もちろんです。アルヴィンも一緒に旅してきた仲間ですし。」


ジュードは、はにかみながらもバランがほしい言葉をくれた。
だが、ジュードの言葉に少し違和感を感じたバランは目を丸くして問うてみた。



「そうじゃないんだ。いや、それもあるんだけれど……。隠さなくていいよ、ジュード君!ここではアルフレドは僕のコ・イ・ビ・トですから、とか言ってもいいんだからね!」


男同士なんてものは気にしないし、偏見もないよという風にバランはパチリとウィンクした。
正直に言うと、ジュードに対するアルフレドの甘い態度を聞いてからかってやろうというのが目的であったりもする。


しかし、今度はジュードが目を丸くする番であった。




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