TOX
□知らぬが仏
1ページ/2ページ
宿の通路をてくてくと歩いていくと、
「・・・・・」
真剣な顔をしたエリーゼがこれまた真剣にドアの前に立っていた。
いやむしろ立っているというよりも・・・・
「盗聴ー・・・・、むぐっ」
「し、静かにして下さい。」
聞いた瞬間にティポ攻撃。
ティポがレイアの顔に吸い付いて離れようとしない。
「できますか?」
とにかく苦しいのでこくこくと頷けば、ティポは離れてくれた。
「あー、もう苦しかっ・・・「レイア?(黒笑み)」
「はっΣ( ̄□ ̄ ||・・・・ごめん。」
よく見ると、エリーゼがいるドアはジュードとアルヴィンの部屋の前にいた。
再びティポ攻撃を食らうのも嫌なのでレイアは音量を下げてエリーゼに尋ねてみた。
「レイアも聞けば分かります。」
そう言われたので、現在盗聴中。
.