TOX

□知らぬが仏
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宿の通路をてくてくと歩いていくと、




「・・・・・」




真剣な顔をしたエリーゼがこれまた真剣にドアの前に立っていた。


いやむしろ立っているというよりも・・・・






「盗聴ー・・・・、むぐっ」


「し、静かにして下さい。」




聞いた瞬間にティポ攻撃。
ティポがレイアの顔に吸い付いて離れようとしない。




「できますか?」



とにかく苦しいのでこくこくと頷けば、ティポは離れてくれた。



「あー、もう苦しかっ・・・「レイア?(黒笑み)」



「はっΣ( ̄□ ̄ ||・・・・ごめん。」






よく見ると、エリーゼがいるドアはジュードとアルヴィンの部屋の前にいた。
再びティポ攻撃を食らうのも嫌なのでレイアは音量を下げてエリーゼに尋ねてみた。




「レイアも聞けば分かります。」






そう言われたので、現在盗聴中。



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