劇場版

□新・地獄篇
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今までのことを思い返しながら、俺はあいつらに向けて怒鳴った

ここでまだ反対するようだったら、それを振り切って出て行くつもりでいた

だが・・・

ルキア「当たり前だ。だから、我々も一緒に行こう」

返ってきたのは、そんな返答だった

迷いのない、真っ直ぐな瞳と、目が合った

その瞳が、今までいつも俺の傍にいた沙亞埜と重なった

だけど今は、あいつだけが傍にいない

昨日まで、すぐ傍で俺を見てくれていたのに

ルキア「そもそも、貴様が姉様を助けに行くのは当然のことだ。貴様が傍にいながらみすみす姉様を敵に連れ去られたのだからな。
いいか。貴様が必ず無事に姉様を助け出さねば、兄様も私も恋次も・・・(以下略)・・・絶対に貴様を許さぬぞ!わかったな!?」

一護「お・・・おう・・・」

俺らの知り合いほぼ全員の名前が出ていた。
ルキアのヤツ、知ってる名前適当に言いやがったな・・・何人かダブってたし

奨「朽木(妹)怖ぇな・・・すっげぇ迫力」

龍瀬「あの一護が圧されてるなんてね」

恋次「姉妹のくせして性格はあんまし似てねぇからな、あいつら」

石田「そういえば、朽木さんは滅多に怒ったりしなかったな」

織姫「どちらかというと、黒崎くんの数歩後ろを付いていく感じだったよね」

後ろで好き勝手言っていたが、間違ってはいないから黙って聞いてた

というか、ついさっきまでシリアスな空気が流れてたのにルキアの発言で全部吹っ飛んだな

奨「とりあえず、一護が行くなら俺も行くぜ」

龍瀬「そうだね。まぁ、これも精鋭部隊の任務ってことで、俺も行くよ」

ルキア「あぁ。先の戦いでわかっただろうが、奴らの力は予想をはるかに超えている。皆の力を合わせねば・・・・」




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