ダリア 1
□笑ってほしい
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##NAMW1##
次の日、朝早く##NAMW1##は俺の病室にいた。
『おはようございます♪』
「…おはよう…?」
俺の目には微笑んでいる君が写る。
「そんなに笑ってどうしたの?」
『始めてあった日もそんな髪型だったなーって思って…♪』
確かに寝癖が凄い。
「そうだね。恥ずかしいからあまり見ないでくれるかな?」
『ダメです。幸村くんは始めてあった日の事を覚えてますか?』
そーいうと##NAMW1##は俺の髪をとかし始めた。
俺は君の好意に甘えて髪をとかしてもらいながら答えた。
「あぁ、覚えてるよ。あの日は一生忘れない。忘れられない。」
『私、、、何でもないです。』
水変えてきますね。と言うとまりあは病室を後にした。
君が泣いているのが見えていたのに俺の足はまだ言うことを聞かず追いかけることができなかった。
君の事を側で支えてあげたいのは俺なのにね。
お願いだから泣かないで…
俺が今の君にできることは、いつも通りに接するけとかな?
「お帰りなさい。水替えご苦労様。」
『スイマセン。さっき話の途中に抜けちゃって。』
「気にしないで!それよりさぁ、明日の事なんだけど…外出許可がでたんだよね☆良かったら今までのお礼にどこかに出掛けないかい?」
『本当ですかぁ♪』
「あぁ、##NAMW1##はどこに行きたい?」
『私は幸村くんが行きたい所に行きたいです。。』
「…俺が行きたいところ…?」
『はい、幸村くんとならどこでも楽しいから♪』
本当に君は俺を喜ばせる天才だと思う。
「じゃあ美術館は?」
『いいですねーぇ☆』
「絶対、退屈にはさせないからね☆。俺のお姫様。」
『///えっ///』
「明日を楽しみにしてるよ♪♪」
『……はいっっ///』
俺はこれから診察があるから今日はもう帰ってもらうことにした。
男だからって色々用意もあるしね。
何てったって、初めて好きになった女の子と初めてのデートだから…
俺は明日が楽しみでしょうがなかった。