隠密LOVE
□入学式
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不二SIDE
式の前の校長の話なんか覚えてない。
僕はずっとイライラしてた。
校長の話が長くて一年生の入場が10分も遅れたからだ。。
「ねぇ、英二。」
「にゃーに??」
英二は僕と同じ3年6組で部活も一緒、そのせいかないつも英二と行動してる。
「校長さぁ、いつもより話長いよね。。」
そんなたわいの無い会話をして僕らは一年が入場してくるまでの時間を潰した。
「新一年生の入場です。」
ようやく一年生の入場だ!!!
きっと一年生も疲れただろうね。
それより、今朝の女の子を捜そう。。
正直疲れた。
青学は私立の名門校だから新入生の数も半端ない。
このなかから探すのは無理なんだろうか・・・。
ガッシャーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰かがパイプ椅子にぶつかって転んだ!!!
これってなんか定番だよね♪
こんなのやるのはおっちょこちょいな女の子ぐらい・・・・
ってもしかして・・・。
「・・・!!!! おい不二!!!!!!
どこ行くんだよ!!!!!」
僕は人目を気にせず走り出していた。
もしかして今朝の君ではないのかっておもったから。