隠密LOVE

□サボり。
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まりあside





「……授業中にメールするから」
と不二先輩に囁かれて私は胸の鼓動が半端なかった。


授業中に光る携帯のライト。

携帯を開けると新着メール一件の文字。

やっぱり不二先輩からだった。


『次の授業サボらない??』

っっっ!!!!
次の授業は古典じゃん……。


『次の授業は古典だから無理ですーぅ。苦手教科なんです(泣)』


うん。古典苦手なんだよねぇ。

って、不二先輩返信はやっ!!!


『古典は僕の得意科目だよ。いつでも教えてあげるから……。』



へ〜ぇ。得意なんだぁ……。

じゃ、教えてもらえばいいかぁ☆


『先輩が教えてくれるなら……。サボっちゃいますか(笑)』


『大事な話があるから覚悟しといてね♪♪』



大事な話ってなんだろう?



『はーい。覚悟してまーす!』




なんて、軽く返事を返した。


ゆき「まりあ!!!」

まりあ「うわぁ( ; ゜Д゜)」

ゆき「そんなにビックリしなくても…。それより携帯ヤバいんじゃない?」

まりあ「そ、そうだよね…。そろそろしまわなくちゃ!!!」

ゆき「誰とメールしてたの?」

まりあ「え、不『それより、今日の部活行くときにテニス部見ていこうよ♪
まりあも一回は見た方がいいよ。
同じ学校で見ないだなんて人生の90%損してるよ。
まぁ私の本命は不二先輩だから好きとか言ったらいくらまりあでも許さないけどね((黒笑』…………。」



私、殺されるんでしょうか??



だってもぅ私、不二先輩に恋してるよ((泣



好き、好きなんだよ。。


私のこの気持ちはどーすればいいんだろう…。



ゆきは不二先輩のことが好き。


私は友達としてゆきのことを応援したい…。


けど、私はどーしようも無いほど不二先輩のことが大好きなんだ。



最初はあまり気づかなかったけど。

不二先輩と過ごす毎日の中で私の思いはしだいに大きくなっていた。


でもね、私はゆきの事も大好きだから傷つけたくないよ……。




携帯のディスプレイが光る。


きっと不二先輩からだろう…。


私はゆきに気づかれないように携帯をそっと隠した。
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