テニプリ

□I4U
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第2話 マネージャーのお仕事

柚依side

何で、こんなことになってるんだっけ?
それは、ほんの10分前まで遡ります。

10分前――。

昨日、男子テニス部のマネージャーになり今日の朝練から参加してます!!
あの後、一通り仕事については、教わりましてただ今ドリンク作成中です!

柚「粉だけだと、何か美味しくない…。」

ちょこっと味見をしたのは良いんだけど、何か物足りないというか何んというか…。

柚「これ、栄養大丈夫かな?粉って何となく信用できない…。(汗)」

どうしよ…。

柚「!!」

そうだ!
確か、冷蔵庫にハチミツとレモンが合った気がする!!
それを一緒にすれば…、うん!!
美味しいし、適度に栄養取れるね!!(本当かどうか作者は知らないので、ご了承下さい。)
あっ、甘さ聞くの忘れた…。
えっと、昨日は紅茶やコーヒー飲んでた気がする…。
ジロー先輩と岳人先輩は、紅茶に結構砂糖入れてた…。
亮先輩とチョタ先輩、ワカ先輩と樺地先輩は紅茶に少なく入れてて……、景吾先輩と侑士先輩、萩先輩はブラックでコーヒー飲んでた。
ブラックコーヒーって美味しいのかな?
お父さんもさすがに、ブラックでは飲んでないし…。
大人だなぁ〜。
じゃなくて!!あっ、ノリツッコミしちゃった…。
甘さの加減はこれを基準にしよう!!
渡しに行って、その時聞けばいいよね!!
うん、そうしよう!!
さっさと作ってタオルと一緒に持って行こう。
でも、その前に…。

柚「みなさーん!!ジャグをベンチに置いておくので、各自で飲んで下さい!紙コップも置いときますので!あっ!名簿に甘さの事が書いてあるので丸付けておいて下さいね!!タオルも、ここに置いておきますね?」

平部員と準レギュラーの方達が練習をしているコートにドリンクとタオルの配達に来ました。
タオルの多いし、ジャグは5つあるので重かったです。(汗)

平1「あっあぁ、ありがとう…。」
平2「何か、悪いな。(苦笑)」
柚「いいえ、お仕事してるだけですよ?」

どうして、そう言うんだろう…?

平1「でもよ…。」
柚「頑張っている部員のサポートをするのが、マネージャーの務めです!みんな平等に接するのは、普通ですよ!(笑顔)」
『/////!!!』
柚「?あっ!!レギュラーのみんなにも持って行かなきゃ!!では、練習頑張って下さい!!」

そう言って私は、レギュラー用に用意したドリンクとタオルを持ってコートを後にした。

柚依side終了

芥「遅Eねー、ユイちゃん。」
向「どうしたんだ?柚依の奴。」
忍侑「ええから、もうちょっと待っとき?その内、来よるよ。(苦笑)」

さっきから、全く練習が身に入らない人が約2人…。

跡「そんなに時間はかかんねぇはずだぜ?」
樺「ウス。」
鳳「そうですよね。」
宍「迷子…な訳ないか…。」
忍侑「お前等もかいな…。(呆)」
滝「気にしたら、負けだよ?忍足。(微笑)」
日「今なら、下剋上できるかもしれない。」

いや、6人でした。

向「侑士は、心配じゃねぇのかよ!!クソクソ侑士!見損なったぜ!!」
忍侑「いや、岳人?心配や、心配やけど!」
芥「なら!もっと態度に出すCー!!」
忍侑「えぇー。滝と日吉もやんけ。(汗)」
日「忍足先輩、俺と滝先輩を入れるのやめてください。迷惑です。」
忍侑「迷惑!?」

もうすぐで休憩時間なのだが、練習しながらチラチラとフェンスの入り口を見る跡部達。
そんな時、待ち侘びていた人が到着した。

柚「すみません!!遅くなりなした!!(汗)」
芥「ユイちゃーん!!」
向「柚依ー!!」

ギュッ

柚「わぁ〜!!ジロー先輩!!岳人先輩!!」
芥「もー!!遅Eー!!何処行ってたの!!」
向「クソクソ柚依!!心配したんだからなー!!」

ジローと向日は柚依に両側から抱き付いた。
そして、何故か頬ずりまで。

鳳「来るの遅かったけど、さっきまで何してたの?」
柚「えっと、他の部員の方にドリンクとタオルを渡しに行ってました。(笑顔)」
忍侑「他の部員ちゅうと、準レギュと平……。」
柚「はい!!(笑顔)」
『……。』
柚「(聞かれたから、答えたのにどうして皆さん黙るんだろう?)」

柚依が言ったことに固まる、跡部達。
それもそのはず。
氷帝男子テニス部はレギュラーの他に200人以上の部員が居るからだ。

跡「柚依、準も平も各自に任せてある。別に…。」
柚「そういう訳にはいきません!!」
『!!』
柚「準も平も関係ありません!!頑張っている人達はみんな平等に接します!!それが、マネージャーです!!」
『……。』

真剣な顔で言われ、跡部達は何も言わなかった。
いや、言えなかったのだ。
今までマネージャーがいたとしても、試合に出ていない部員には『自分達のことは、自分でしろ。』とでも言ってあったのだろう。
だが、それは間違いだったと気づいた。
そう気づかされた跡部が口を開いた。

跡「これから、ドリンクやタオルに関してレギュラーも準も平も関係ねぇ。平等に接してやってくれ。頼む。」
忍侑「あ…とべ…?」
柚「先……輩……?」
跡「な?柚依。(微笑)」

そう言いながら、柚依の頭に手を乗せて微笑んだ。

柚「!!はいっ!!(笑顔)」

元気に笑顔で返事をした柚依。

『!!///////』

柚依の笑顔でみんな、赤面した。
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