とある魔術の禁書目録

□不法侵入者 土上
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「さーって今日はインデックスもいないし一人でのんびりしますかー」

上条当麻は呟く。

インデックスは朝早くから出かけていた。今日は小萌先生の家でお泊りなのだ。パジャマパーティーだのお菓子がどうの言っていたが帰ってくるころには機嫌がいいなは確かだろう。

・・・・・・・静かだ。

『上条当麻』がどんな奴だったかは知らないが
こんな静かな寂しい生活だったのだろうか?

否。

何処かで否定している。
頭では覚えていなくても、心が覚えている。

きっと『上条当麻』は騒がしい毎日を
「不幸、不幸だ」と笑いながら過ごしていたのだろう。

率直に言おう。

すごく嫌な予感がするのだ。

取り敢えず歯でも磨きますか、と呟き洗面所に向かっていった。



歯も磨き終わり最近買ったばかりの漫画でも読むかなー。何て思いながら出てくると

嫌な予感は当たっていた。

「にゃー。カミやん勝手に入ったぜい?」

多重スパイで天才陰陽師とまで言われていた
隣のクラスメイトが。

「・・・鍵は閉めてあったはずなんだが?」

疑問形になっているのは何故こいつが今ここにいるという事について。

「あんなの土御門さんにかかればあっという間だにゃー」
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