無気力系女子のゆるふわデイズ
□めんどくさがる。
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「じゃ、適当に自己紹介してけ〜」
始業式も終わり、今は各クラスで学活のような時間になっている。
ちなみに亜杞とは同じクラスになれました。しかも席は私の斜め前。
また一年よろしく頼むよ亜杞さん。
そんなことを思ってる中どんどん進んでいく自己紹介の順番
あ、次亜杞の番だ。
「私の名前は相澤亜杞。好きなものは甘い物 嫌いなものは自己中な奴。
まぁ、それなりによろしく。」
相変わらずサバサバしてるっすね亜杞さん!でもめっちゃカッコイイっすよ亜杞さん!!
あれだな。これ確実に何人か惚れたな。
亜杞の隣の席の田中君見てみ?
ピンク色に頬染めちゃって…あれ絶対亜杞に惚れたわ。
『(亜杞ってば…罪な女だなぁ)』
「次、名字〜」
あ、私の番だ。あー…何を言えばいいんだ?
もうめんどくさいから亜杞が言ってたのでいっか…
「名字名前です。好きなものは特になし 嫌いなものも特になし。よろしくー。」
「「「(結局名前しか分かんなくね…?)」」」
クラスの皆の思ってる事が一致した瞬間だった。
そして…
『(あれ?これって結果的に名前しか言ってなくね?
…ま、いっか。)』
少し遅れて気づいた名前だった。
再度続いていく自己紹介
もう終わるかな?と思ったその時…
「俺の名前は黄瀬涼太。帝光中出身ッス!一応モデルやってるッス!これからよろしくッスね☆」
「「「「キャーーーー///////」」」」
『(ギャアアアアアア!!!!!!!)』
なんでいるの黄瀬なんたらァァァ!?
ってゆうかなんださっきの!?
言い終わった瞬間 「シャラ☆」 って聞こえたよ!?
このクラスに黄瀬なんたら君がいる限り私に静かな高校生活は訪れない
瞬間的に頭を抱える私を見て、亜杞はクスクスと笑っていた。
『(私にとっては大問題なんですよ…笑わないで下さいよ亜杞さん…)』
あーあ…ホント、
めんどくさいなぁ。
早くも楽しい高校生活に不安を感じました。
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主人公の無気力っぷりを書くのが難しいです(苦笑)
20130131