無気力系女子のゆるふわデイズ

□喜ばれる。
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今日はお母さんの帰りが遅いらしい。


「今日遅くなるから晩御飯は適当にすませて〜」


そう言われた私は今、マジバに来ています。



『(何食べよう…適当にハンバーガーとバニラシェイクでいいかな。)』

そう思い、店員さんに注文する。
注文を聞いた店員さんがくれる笑顔。



いつ見ても素敵な笑顔〜
あの笑顔に価値をつけるとしたら「この笑顔…120ええええん!」だな。

決して安くはないぞ!←




なんて考えていると私の番号が呼ばれ、注文した品を取りに行く。

おっと、今左手使えないからトレイ落としそうだったぜ危ない危ない


適当に席を決めて黙々とハンバーガーを食べる。



「(ジーーー)」

『(………。)』

「(ジーーー)」

『(………。)』

「(ジーーー)」

『(………汗)』



なんかめっちゃ見られてるんですけどバッチリ目が合ってるんですけど凄い食べずらいんですけど…!!!!!


窓際の席に座っている私の2席隣に座っている水色の髪をした少年になぜか凝視されている


ま、いっか。と思い再度ハンバーガーを食べていると…



「…あの、すいません」

『ブフッ!』


突然話しかけられてむせてしまった。
ってゆうかいつの間に来たんですか…


「あの、大丈夫ですか?」

『あ、はい、だいじょ((ゴホッ!!…大丈夫です…。』


咳き込みながらも答える。


「ならよかったです。隣、いいですか?」

君さっきまで向こうにいたよね!?なぜわざわざこっちにきた…!!


なんて言える訳もなく。


『あ、どうぞ。』

すんなり許す。





「ありがとうございます。」


私の隣に座った彼はズズーとバニラシェイクを飲む

そんな彼を無視して私はハンバーガー食べ…


「(ジーーーーー)」

『(………滝汗)』

「(ジーーーーー)」

『…あの〜、私の顔に何かついてます?』


れませんでした。
いや、この状況で無視しろって方が無理だわ。


「!!あ、すいません。大したことじゃないんですが…」


ストローから口を離し坦々と話す彼


「僕に、気付いてくれたのでちょっと気になってしまい……」


・・・は?


『気付くって、そりゃあんだけ見られたら気付くに決まってますよ。』

君、尋常じゃないくらい見てたからね。
体に穴空くかと思ったよ。

いやそれほど思ってないけど。←


「普通の人ならそうなんですが、僕はいつも気付かれないので…」


少し眉を下げて話す彼の姿はちょっと可愛かった。



…ってそんな話じゃなくて、


『よく分かんないけど君も苦労してるんだね。頑張って』

「!!はい」

そう言ってヘラリと笑った彼はリアルな天使かと思った。

なにこの子可愛い



「あ、ところで貴女の名前は…」

「おーい黒子ー!どこ行ったんだー?」


突然店内に響く声
どうやら人を探してるみたいだ。

にしてもあの人でかいな!
190あるんじゃない?



「すいません、僕もう行かないと…」


そう言った彼は飲みかけのバニラシェイクを持ち席をたった。


「また会えたらいいですね。」

『…そうですね。』


でわ。と一礼した彼はさっき人を探してた赤髪の少年の所へ歩いて行った。

なんだか赤髪の人はご立腹のようだ。


『不思議な子だったなー…』

結局水色の髪の少年は何がしたかった分からないが、どことなく嬉しそうだった。


『(…なんて、私には関係ない事だけどー)』

ズコーとバニラシェイクが入っていたるカップの中で音が鳴る



さて、晩御飯食べた事だしさっさと帰ろー。


席を立ち落とさないようにトレイを持ち、ゴミを捨てる



「ありがとうございましたー!」
店員さんの掛け声を背に彼女は家に帰って行った…。









ーーーーーー


「おい、黒子!お前どこ行ってたんだよ!」

「ちょっと気になった人がいたので…それと火神君、ここは店内ですのでもうちょっと静かに喋って下さい。」

「お、おぅ……ってお前のせいじゃんかよ!」



そう言いながらイライラしてる彼は赤髪いわく、火神大我。

その前で無表情でバニラシェイクを飲んでいるのは水色の髪いわく、黒子テツヤ。



「聞いてください、火神君」

「…んだよ」

「さっき不思議な人に会ったんです。」

「へぇー」

「僕の存在に気付いてくれたんです」


黒子がそう言った瞬間、目を見開いて驚く火神


「それ、まぐれとかじゃねぇのかよ?」

「いえ、僕が見た瞬間気付いてました。」

「…まじかよ…」

「僕、誰かにすぐ気付いてもらったの始めてで、凄くうれしいです。」

「…まぁ、よかったんじゃねぇの?」

「!!はい」


それは、黒子の何気ない一日を一瞬で輝かせた出来事だった。



「(名前聞きそびれちゃいました…もし今度会えたら、その時に聞きましょう。)」



そう胸の中で密かに誓った黒子だった。

























よく分かんないけど、喜ばれました。







ーーーーーー


黒子っちマジ天使!

個人的には真っ黒子っちも好きです!


ていうか、後々気付いたんだけど、なんで黒子っちとかがみん神奈川にいるの?

……。
………。
…………。

用事があったので神奈川に来て、そのついでにマジバによったという事にしといてください!←


20130202


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